弥高い(いやたかい)という意味から名付けられ、また山の姿から別名「飯山(いいのやま)」ともいいます。

吉備高原の西、広島県境に位置し標高654m。他の山々よりひときわ高く、山頂からは360度のパノラマが開け、四季折々の吉備の山並みが見られます。北は伯耆(ほうき)大山、南は水島・福山の工業地帯、スモッグや霧のかからないときには、はるか瀬戸の島々、四国の連山までもが眺望できます。

弥高山の生い立ちは、地質学でいう第4紀更新世までさかのぼります。更新世とは、ほ乳類が栄え、人類が出現して、氷期と間氷期を繰り返していた時代です。
古くは鐘状(しょうじょう)火山【トロイデ】と言われていましたが、その後の研究では、「侵食残丘」(しんしょくざんりゅう)といってこの山の周囲の岩石より硬いため、長年の侵食に耐えて残った山であることがわかりました。

約17haの公園内には、それぞれの四季で楽しませてくれる自然がたくさんあります。春には10万本のツツジが満開、梅雨時期にはアジサイが咲き誇ります。夏には緑の中でキャンプやバーベキューができ、秋には紅葉・雲海が見ごろになり、冬には雪景色を見ることができます。

各種宿泊施設も完備しておりますので、どうぞ足をお運びください。

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